彼氏と彼女の方程式





ってさ・・・あんまり、藤くんと付き合ってる感じしないよねぇー」




は化粧直しをしながら言う。




あたしはその言葉にドキッとする。




「え・・・そう?」




「なんかさ、ベタベタしてるの見たことないし」



「(そういうのあんまし好きそうじゃないし」



「だいいちクラスでは苗字で呼び合ってるし」



「(どう呼び合おうかなんて関係ないし)」






「やっぱ・・・カレカノといえば・・・・」





「いえば?」




「キスでしょ??やったの?ねぇ?」




「あぁ・・・まぁ・・・・(してないし)」



言われて今さら思う。

基央はそんなこと何1つ言わない。


帰るときも手はつなぐけど、私が恥ずかしくなってあんまり話さないし。









「今日一緒に帰るんでしょ?聞いてみなよー。このままじゃ、友達っぽく見えるよ」




私はの行ったとおり聞いてみることにした。














「ねぇ?基央?」



「---ん?」


基央は首をかしげる。




がね、なんで私と基央はベタベタしないのかって」



基央はこっちをみてふっと笑う。




「昼休みあいつとそんなこと話してたのか。困ってそーな顔してたから」



「んーでどうなの・・・かなって?」



私は自分自身が恥ずかしくなり、下を向く。




はどうなの?」



「私は別に・・・基央が隣にいてくれればいいかなぁ・・・なぁーんて」



「んじゃあそれが答えだべ」


「ぇ?」



私は意味がわからず、基央の顔を見る。



「俺もがそばにいればいいってことだべ」


基央はこっちを見て目を細めて笑った。



「なんかマジに言われたら恥ずかしくなってきたんですけどvv」



がベタベタしてほしーって言うならするけど?」



「私は・・・お互い助け合える仲ならばいいかなって」



私もにこっと基央に笑い返す。




にはこう言おう、私たちはこれで彼氏と彼女の方程式が成り立つって。






06.3.2
ユヵoさんのキリ品完成しました♪
友達っぽい恋人ってこんな感じですかね?(聞くな
ダメダメだったら書き直すんで。