「ヒロォ!」





愛しのキューティーハニー





俺はに名前を呼ばれ後ろを振り向く。
待ち合わせ場所になかなかこないなと思っていた時の事だった。
は髪型を変えて髪を短くしていた。

そんなとも今日で2年目。
最初は俺がかみながら告ってさ。
を元彼から奪った。




「ヒロ?久しぶり」



彼女はにこにこしながらこっちに手を振っていた。
相変わらず可愛い。

だからは藤くんに捕られそうになったこともある。

けどそんな時でも俺はを信じてた。

は泣きながら俺の元に戻ってきた。




「おお久しぶり。元気してた?」



「うん。してたしてた」



うんうん。とは頷いた。



「髪型変えたんだ」


「そうそう!その言葉ちょっと今待ってたトコだった」


「マジ可愛い」


「本当?」


「他の男に捕られないように、手繋いでなきゃね」


俺はの手を掴む。


「もう、ヒロの元を離れたりしないよ」


その上目遣いに俺はどきどきっと胸が高鳴る。
ごめんなさい。すっげー俺今のこと抱きしめたいです。
下心ありありなんです。



「ヒロ?どうしたの?顔真っ赤だぞぉ」



はにやりと笑って俺の顔を覗く。
ヤバイ・・・そんなことされたらたまりませんから。



「大丈夫って大丈夫」



「なんか、あの時みたい最初に私が告られたときみたい」



あれは思い出したくない言葉。



「しゅ・・しゅきです。って言ったときどうしようか少し迷ったもん」



「あー恥ずかしい。それ俺マジ一生懸命に言ったんだよ?」



「でもね、すっごく可愛いって思ってOKしたんだよ」



「いやいや。お前の方がすっげー可愛いって」



俺は恥ずかしながらもを褒める。


「そう?そんなこといっても何も出てこないぞー」



「俺何にも期待してませんからー」


なんていいながらも俺すっげー期待してます。


「あ、なんか髪の毛についてるよ。ヒロちょっとしゃがんで」


俺は言われたとおりにの身長くらいにかがむ。




チュッ。




えええええ。
今俺何されました??


二人っきりでしかしないことを。うっひゃー




「2年目のお礼♪さっ、行こう」




は俺の手を掴み走っていく。


やっぱりその姿もすっげー可愛くて。


やっぱり君は愛しのキューティーハニー。





06.4.16
2年目の物語が始まった。