俺たちはその後散々怒られ、クラスメートから散々に言われた。


最後までが泣いている理由がわからずに、放課後になってしまった。


朝は目を真っ赤にして泣いていただったけど今はヒロたちと仲良くしゃべっていた。




そしてあの涙は俺しか知らない。





Goodbye





そして今日は新メンバーになる予定のと俺、チャマ、ヒロ、秀ちゃんの5人が揃った。
今日の練習場所はとあるスタジオを借りた。




「えっと俺はまだだったよな?昨日いなかったし」



「升くんでしょ?直井くんに聞いた」



「俺、秀ちゃんでいいから」



秀ちゃんはへへっと笑った。



「ずりーあだ名とか。俺もチャマでいいから」


「俺も俺も!!ヒロでいいから」


2人とも必死にに言っていた。




「じゃあ私もでいいよ」



またあの時の笑顔で言った。



「よっしゃぁ〜〜下の名前で呼べる♪」



チャマはかなり嬉しいらしく飛び跳ねていた。



「じゃあ練習しようか。歌うべ?」


でいいってばー」


「んじゃあ?」


「うん。じゃあ」


コホンとはせきをして歌いだした。


が歌いだした曲は有名な映画の主題歌だった曲。


そして、あいつも歌ってた曲。


ゆり・・・・。



「藤原くーん?終わったよ」


その言葉に気付くまでは俺はずーっとぼーっとしてた。


「ヒロがね、昔の藤原くんの彼女が歌ってた曲だったって言ってたから。ゴメン」


「いいよ。昔の話しだし」


と俺はうなずいた。







「さぁあと3ヶ月でどの曲やる?」


とチャマ。


「うーん。何がいいかな?」


「さっきが歌ってた曲でいいべ」


「だってアレ・・・」


「いいべ。あれだったらすぐにできるし」



またゆりが歌ってくれる気がしたから。

あぁー未練くせぇ。

どうにかしてほしい。


とゆりを重ねても何も起こらないのは分かってるんだ。

もうゆりのことは諦めたんだ。




「ってゆーか私本当に入っていいの?」


「もちOK!!」


「じゃあよろしく♪」



そう言って、はこのバンドに正式に入ることになった。

の門限が近づいていると言うことで俺たちは解散ということになった。




はヒロと仲良くしゃべりながら2人で帰っていっていた。


話している内容が気になったけどなぜか頭の中は真っ白だった。





06.4.4
未練がましい俺をどうにかしてくれ