朝の太陽が無性に眩しい今日。
自転車をこぎながらを迎えに行くと
目を真っ赤にして泣いていた。
Goodbye
「どーした?」
「ううん。なんでもないよ」
でもたしかに目は真っ赤。
「辛かったら、おもいっきり泣いていいんだよ」
「うん・・・ありがとう」
その先はは言おうとしなかったし、俺も聞こうとはしなかった。
「そーそ。俺ら夏祭りの時にさ曲するから」
「本当??なんかすごいね」
「にも歌って欲しい」
「私は藤原くんたちの音を聞いてみたい」
ちょっと間をおいては笑う。
「特に、藤原くんの声聞いてみたい」
「じゃあ今から歌うべ。後ろ乗れよ」
「うん」
俺の得意な曲。
昔の彼女にあてた曲。
それしかない。
俺に残ってるものは。
そしてまたは自転車の後ろで泣いていた。
そして学校の手前でチャイムがなった。
06.3.25
もう君に恋してしまった。