彼女はいっぱい語ってくれた。教室では見せない笑顔で。
Good bye
5月の風はまだちょっと寒くて俺らは「寒いね・・」とその場をごまかしてた。
天気は晴れてて、ここでお弁当食べたらおいしいだろうなって他のこと考えてた。
けど、俺の心臓はヒマなように見えてドキドキしてて。
俺はその無言の空間に耐え切れずにに話しかける。
「将来の夢・・・歌手だったよな?」
「うん。高校生になってもその夢かえきれなくて、本当はね、そういう系の学校に行きたかったんだけど、親が許してくれなくて。だからここに来たの。んで今まで進路もあやふやで・・・・・」
「高3になったってわけか」
「そう。だからさっき誘ってきてくれた時嬉しかった」
は目を細めてにこっと笑った。俺の鼓動は大きくなる。
その二人だけの空間に、図太い声が響く。
「おい!!誰だ?そこにいるのは!!」
屋上の階段からだ。たしかあれは生活指導の・・・・
「やばいよ。藤くん。どーしよ・・・・」
はあたふたしている。
ガチャ。どうやら向こうが鍵で開けたらしい。
俺は必死にの手を掴んで、その生活指導の先生の隣を走る。
「ちょ・・・藤原くん」
「まかせとけ」
俺は、とともに靴箱までダッシュした。
06.2.27
逃げました(ぇ
ってか逃げさせました。
あとから思ったんだけど、鞄どうするんだろう・・・(ヲイ